川上 あかね
わたしのオックスフォード
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大学とはかくあるべし! |
筆者の実体験を通して、イギリスの複雑な試験制度、そして大学教育の質の高さを垣間見ることの出来る本である。実際、Oxfordの大きな書店(OUPやBlackwellなど)では真剣な目で本を選ぶ学生たちを見かける。筆者もその中の1人だったのであろう。どこかの国の大学生に(そして一部の教員にも?!)是非読んでもらいたい本である。
筆者は在外生活が長く国際的であるが、そのことの裏返しとして自分のidentityがどこの文化圏に根差しているのか、ということについて悩んでいるという記載が何箇所かあった。その点について掘り下げて書いた著書が出るのを期待している。
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イギリスの雰囲気を感じられます。 |
一般的に、『オックスフォード大学=イギリスの名門大学』というイメージがあります。
「じゃあ、オックスフォード大学ってどんな所?」という方にオススメの本。
オックスフォードの歴史、入学の方法、学内の日常生活、友人たち、授業&試験形式、行事や周辺の街の雰囲気・・・etc。
ガイドブックなどではなく、著者が実際に学生として体験したことが書かれており、所々に写真も載っているので、この本を読むだけでオックスフォード大学に体験入学した気分になれます。